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■教務主任挨拶■
日本には、国立の芸術大学に演劇学科がありません。
これまでも演劇人たちから、体系的に演技を学べる場が必要との声が上がっていました。
私たちは、俳優の技スキルの向上のためには、劇団でもなくプロダクションの養成所でもない
「日々の定期的なトレーニング」を自主的にできる「総合的な学びの場」が必要と考えました。
ロシアの演技システムを「メソード」として俳優教育に取り入れているアメリカでも、
アクターズ・スタジオなどに代表される様々なスタジオで、演技を基礎から学べる場がいくつかできていて、
大学と同様、多くのプロを輩出しています。
私たちのラボは、ロシアの俳優術をベースに日本人のメンタリティに合わせた演技のあり方を追求し、
演技のイロハを身につけることのできる場所だと考えています。
ロシア国立シューキン演劇大学のクニャーゼフ学長は「芸術(ART)には技術(ART)の意味もある。
99%の技術・努力の上の1%の才能が、プロと素人を分ける」と言っています。
まったくの初心者、基礎からやり直したい方、伸び悩んでいる方……
なにより「演技を探究」したい方に集まってもらいたいです。
「こんなところが欲しかった。」と思ってもらえる場所に。
シアター・コミュニケーション・ラボ大阪 教務主任
八木 延佳
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